東洋医学(漢方・中医学)は、西洋医学とは異なった『カラダ』の見方をします。
あなたの気になるお悩みに対して、『自分のカラダの不調は東洋医学的にはどうなっているの?』と思われる方は、この東洋医学的『カラダのセルフチェック』を簡単にチェックしてみて下さい。
ご自身の『カラダ』に新たな発見があるかもしれません。
 疲れやすく力が入らない(疲倦乏力)・ 呼吸が弱くしゃべるのがおっくう(少気懶言)・
 じんわりと汗をかいている(自汗)・ かぜをひきやすい(易患感冒)・
 活動したりすると諸症状が悪化する(活動時諸症状加重)など
上記の症状が見受けられる方 : 気虚証(ききょしょう)
気虚証とは、中医学的に人体が生命活動を行ううえで必要とする『基本物質』である「気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)・精(せい)」の中の『気』の不足です。
また簡単にいうと『気』は「エネルギー」ともいえますので、『気虚』とは人体に「エネルギー」の不足がおこっている状態でもあります。
中医学では、『気』の「生理機能」として「ものを動かす(推動作用)・ものを温める(温煦作用)・外邪から身体をまもる(防御作用)・ものを漏らさない(固摂作用)・ものを変化させる(気化作用)」などを持ちます。
この『気虚証』になると、身体が疲れやすく力が入らなくなったり、かぜをひきやすい、疲れたり活動すると症状が悪化するなどの症状があらわれやすくなります。
 手足が冷える(四肢冷)・ 下肢が冷える(下肢冷)・ 腹部が冷える(腹冷)・
 腰が冷える(腰冷)・ 寒がり(畏寒)・ 尿の色が薄く透明で尿量が多い(小便清長)・
 大便がゆるく薄い(大便溏薄)・ 冷えると症状が悪化する(寒冷時加重)・
 温めると症状が緩和する(温熱時軽減)など
気虚証の症状にあわせて上記の症状が見受けられる方 : 陽虚証(ようきょしょう)
陽虚証とは、『気』の「生理機能」の中でも「ものを温める(温煦作用)」機能である『陽気』の不足です。またその機能の低下を『陽虚』ともいい、人体は『陽虚証』になると、身体や手足が冷えたり、寒がったり、冷えると症状が悪化するなどの寒冷性の症状があらわれやすくなります。
 顔色に艶がない(面色無華)・ 唇や舌の色が淡白(口唇淡白・舌質淡白)・
 皮膚が乾燥する(皮膚枯燥)・ 頭髪が乾燥する(頭髪不栄)・
 手足がしびれる(四肢麻木)・ 筋肉が強ばって痙攣する(筋脈拘攣)・
 爪が淡白で艶がない(爪甲淡白無華)・ 不眠がある(失眠)・ 動悸がする(心悸)・
 月経の周期が遅れる(経行後期)・ 経血が淡紅色(経色淡紅)・
 経血が少ない(経量少)など
上記の症状が見受けられる方 : 血虚証(けっきょしょう)
血虚証とは、中医学的に人体が生命活動を行ううえで必要とする『基本物質』である「気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)・精(せい)」の中の『血』の不足です。
この『血』の「生理機能」は、人体の「臓腑・各組織器官」などに「栄養をあたえる(栄養作用)・滋養と潤いをあたえる(滋潤作用)」といった機能があります。また『血』は、人体の臓腑や各組織器官などを栄養するだけではなく、人体の「精神・意識・思惟活動」と関係が深い「心(心神)」を栄養するといわれます。
この『血』が不足し、『血虚証』となると、人体は栄養不足となり、顔色に艶がない、唇や舌の色が淡白になる、皮膚が乾燥する、手や足がしびれるなどがあらわれたり、心神を栄養できなくなれば、不眠、不安感、動悸などがあらわれることがあります。
また女性では、月経が遅れたり、経血が淡紅色、経血が少なくなるなどといった症状があらわれやすくなります。
 口やのどが乾燥する(咽干口燥)・ 寝汗をかく(盗汗)・ 頬の辺りがほてる(顴紅)・
 手や足の裏がほてり心胸部に煩わしい熱感がある(五心煩熱)・
 午後あるいは夜間に発熱する(陰虚潮熱)・ 身体が痩せてくる(羸痩)・
 尿量が少なく濃い(小便短赤)・ 大便が乾燥する(大便乾結)など
上記の症状が見受けられる方 : 陰虚証(いんきょしょう)
陰虚証とは、中医学的に人体が生命活動を行ううえで必要とする『基本物質』である『気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)・精(せい)』の中の『血・津液・精』の不足です。
人体の基本物質を『陰』と『陽』のバランスで分けると『気』=『陽』、『血・津液・精』=『陰』となり、ここではこの『陰(陰液)』が不足した状態のこと。
人体の『陰(陰液)』が不足して『陰虚証』となると、身体が痩せる、口やのどが乾燥する、小便が少なく濃くなる、大便が乾燥するなどといった栄養不足や乾燥性の症状があらわれやすくなる。
また『陰(陰液)』が不足することにより、人体の陰陽のバランスが崩れて相対的に『陽(陽気)』 が亢進すると、手や足の裏がほてる、寝汗をかいたりといった『虚熱(きょねつ)』とよばれる熱性の症状があらわれます。
 胸脇や乳房や胃の辺りなどが張るあるいは張って痛む(脹満・或脹痛)・
 患部が移動する(遊走不定)・ 痛みが動いたり痛む時間が一定でない(竄痛・間欠痛)・
 情緒の変化で症状が悪化する(精神抑鬱時加重)・
 ゲップやオナラがでると症状が緩和する(噯気或失気時軽減)など
上記の症状が見受けられる方 : 気滞証(きたいしょう)
気滞証とは、中医学的に人体が生命活動を行ううえで必要とする『基本物質』である『気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)・精(せい)』の中の『気』の停滞した状態。
人体の『気』は、常に『昇(しょう)・降(こう)・出(しゅつ)・入(にゅう)』などといった動きで全身を行っています。人体の『気』の流れが停滞して『気滞証』となると、患部が張っている感じがある、あるいは張って痛む、痛みが動いたりするなどの症状があらわれやすくなります。
 顔色が黒い(面色黧黒)・ 皮膚がガサガサして鮫肌のよう(肌膚甲錯)・
 唇が青紫色になっている(口唇青紫)・ 皮膚の下に紫斑がある(肌膚紫斑)・
 固定した痛みがある(固定痛)・ 刺すような痛みや拍動する痛みがある(刺痛・拍動痛)・
 痛む部位をさわりたくない(疼痛拒按)・ 痛みが夜になると悪化する(夜間疼痛加重)・
 顔色が黒い(面色黧黒)・ 大便が黒い(大便黒色)・ 経血が暗紫色(経色暗紫)・
 経血に血の塊がある(有血塊)・ 不正性器出血がある(崩漏)など
上記の症状が見受けられる方 : 瘀血証(おけつしょう)
瘀血証とは、中医学的に人体が生命活動を行ううえで必要とする『基本物質』である『気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)・精(せい)』の中の『血』の停滞した状態。
また中医学では、この『瘀血』を必ず発生させる原因(気虚・血虚・気滞・寒凝・打撲など)があるといわれます。
人体の基本物質である『血』が何らかの原因により停滞して、病理的産物である『瘀血』が生じ『瘀血証』なると、顔色が黒い、皮膚がガサガサする、唇が青紫色になる、皮膚の下に紫斑があらわれる、固定した痛み、刺すような痛み、刃物で割られるような痛み、夜間に疼痛が悪化するなどがあらわれることがあります。
また女性では、経血が暗紫色で血の塊があったり、月経困難、不正性器出血などの症状があらわれやすくなります。
 痰が多かったり喘鳴がする(多痰・喘鳴)・ 胸苦しい(胸悶)・
 のどに異物感がありつまった感じがする(梅核気)・ めまいや動悸がする(頭暈・動悸)・
 胃の中がポチャポチャと音がする(胃内停水)・ 吐きけがしたり嘔吐する(悪心嘔吐)・
 食欲がない(食欲不振)・ 腸がグルグルと鳴る(腸鳴)・ 手足が重だるい(手足痠重)・
 むくみがある(浮腫)など
上記の症状が見受けられる方 : 痰飲証(たんいんしょう)
痰飲証とは、中医学的に人体が生命活動を行ううえで必要とする『基本物質』である『気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)・精(せい)』の中の『津液』・(水液)が病的変化をおこし濃縮して、病理的産物である『痰飲』となった状態。
この『痰飲』は人体のさまざまな部位に病変をひきおこします。例えば『痰飲証』となり、『痰飲』が肺や胸部に影響すれば、咳がでて痰が多かったり喘鳴がする、胸苦しい、胸脇部の張った痛みがある、呼吸性の引きつった痛みがあるなどがあらわれたり、咽喉部に影響すれば、のどに異物感があってつまった感じがするなど、また腹部に影響すれば、胃の中がポチャポチャと音がする、吐きけがしたりや嘔吐する、腸がグルグルと鳴るなどの症状があらわれることがあります。
東洋医学(漢方・中医学)の『カラダ』の見方はいかがでしたか?
ここでのチェックは、ごくごく簡単なものです。
人の『カラダ』はもっと複雑な原因(病因)や病気のしくみ(病機)で病になっていることもあります。
くすりの栗園堂では、東洋医学(漢方・中医学)的に、みなさまのお悩みの症状や体質・体調からどのような漢方薬が合うのかを提案し、みなさまのセルフメディケーション(Self-medication)のお手伝いを致します。 みなさまからのご相談をお待ちしております。
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